そして、現代美術ならやっぱりはずせないパレ・ド・トーキョー!入館すると、フードスタンド風のかっこいいチケット売場、そして近未来風のステキカフェにまずやられます。ミュージアムショップには今世界中で最も先端的なもの、クールなものが大集結。ここで特におもしろいなと思ったのが画像(↓)のDana
Wyse(ダナ・ワイズ)という人の作品。錠剤やカプセル、注射器などをパッケージした“作品”が、すべて8ユーロ前後でドラッグストアのように売られているんです。それが、「神を信じる」「(インスタントですぐできる)幸福な幼年時代の記憶」「老いの真実を受け入れる」etc.
今すぐ飲みたいおクスリがいっぱい!大いにウケて、あれもこれもと目移りしてしまいました。ちなみに、画像のクスリは「母親をすばやく理解する」「愛を永遠にとどめる」「人生の意味を理解する」「アフロヘアになる」………。もちろんパリジャン&パリジェンヌにもダナ・ワイズコーナーは大人気で、皆クスクス笑いながらさまざまなあり得ない(あったらいいな?)パリの妙薬を物色していました。
この人の作品はパリ郊外にある「ペリフェリ」というギャラリーで扱っているので、他の作品もじっくり見てみたいという人はペリフェリサイト(http://www.laperipherie.fr/)へどうぞ。ペリフェリへは結局、今回の旅では時間切れでいけなかったのですが日本が誇るフードユニット、GOMAがここで個展を開いたり、オーナーのマルティーヌ・カミリエリの本が最近日本でも翻訳されるなど、なにかと今話題のおもしろそうなギャラリーなんです。
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