パリでは15区のrue de Javel(ジャベル通り)というところにあるアパルトマンに住んでいました。ジャベルという洗剤がありますが、なにか関係あるんでしょうか?少し歩くと(←)左画像のrue de Saint Charles(St.シャルル通り)があり、正面にはもうエッフェル塔が見えてます。この道をさらにまっすぐ行くとあの文豪から名をとったAvenue Emile Zola(エミール・ゾラ大通り)に出ます。この四つ角に最寄りのメトロ、シャルルミッシェル駅があったため、この3つの通りは滞在中毎日歩いた最も思い出深いところ。
パリ初日には散歩がてらのんびり歩いてエッフェル塔まで行き、帰りには右下画像(↓)の「プージョラン」というパン屋さんへ寄り道(ピンクの外壁に描かれた犬の絵がとてもかわいらしく雑貨屋さんのようでした)。実は「メゾン・カイザー」というパリでも1、2を争うおいしいパン屋さん(東京にも支店がある)も超至近距離にあったのですが、あまりにも小さくて地味なお店なため、帰国する前日まで存在に気付かなかったという大失態。毎日前を通っていたにもかかわらず…。

  


       

このあたりはモノプリやフランプリなどの大型スーパーの他、八百屋さん、中華デリ、“佳苗”という日本食材店までなんでもあってとても便利なところでした。洋梨の紙袋は最もよく通った近くの八百屋さんのもの。パリは野菜や果物が安い!そして美味しい!朝市でピカピカの野菜や果物をお店の人とやりとりしながら買うのは日本にはない愉しみですよね。いちじく、りんご、フランボワーズなど山のように買っても3〜4ユーロくらい。この紙袋ほしさに野菜や果物はスーパーではなく、必ず八百屋で買うようにしていました。アパルトマンでよくつくったのは野菜スープ、ズッキーニとトマトソースのパスタ、ポワロネギをただ焼いてドレッシングであえたものなど(これだけでも充分おいしかった)。この時期だけの贅沢、生牡蠣もしっかり味わってきましたよ!PARC DE PRINCESSというパリのはずれにあるスタジアムで年2回開かれているというアンティークフェアへいった時に白ワイン+生牡蠣の屋台がでていたのですが、これが感動的な美味しさでした。6ユーロで大皿に山盛りあって、身がびっくりするほど大きく海そのもののような香りに後味はかすかに甘く…今だ忘れ難い味わいです。この後レストランでも生牡蠣を食べたのですが、屋台の方が味は上だったような。


  

  

しかし、最もよくいった店は実はアパルトマンの真ん前にあった画像(↓)のSUPERETTE JAVEL。結構夜遅くまで出歩いていることが多かったので、スーパーはもう閉まっていることもしばしばで…。外観はちょっと小汚い(失礼!)のですが深夜まで開いていたので、コンビニがわりにビールやワイン、お菓子、石鹸など買いに毎日のように寄っていました。おかげで店のおじさんともすっかり顔見知りになり、買い物しない日も「ボンソワーマドモワゼ〜ル、ヴザレビヤン?」と声をかけてくれたり朝夕前を通るたび手をふってくれたりしてまるでパリ父のようでした…。フランス語がほとんどできない私のために、ワンポイントフランス語講座などもしてくれたり。「今日はフランス式あいさつを教えよう」と、抱擁&両頬に計4回のビズ(キス)されそうになった時は思わず逃げましたが…いや、フランスでは確かに親しくなると男女問わずそうするんですけどね。帰国前に「明日帰るんです、どうかお元気で」と言うとお別れにとマシュマロの入ったくまのチョコレートをくれました。また、会うこともあるでしょうか…?


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