東郷青児

 

 





 



2004年に発行したフリーペーパーgris-gris02号、
「戀愛譚〜東郷青児の装丁本」がきっかけとなり、河出書房新社の
「らんぷの本」シリーズより東郷青児の本を発売することになりました。

「乙女のための青児本」をつくりたいという長年の想いが叶い、
化粧品のパッケージ、本の装丁、洋菓子店の包装紙など
“昭和の暮らし”の中で親しまれていたロマンティックな意匠が満載!
懐かしくやさしく愛らしい、宝石箱のような1冊となりました。

京都の《喫茶ソワレ》、大阪のJazz&Bar《BABY》など
青児ゆかりの店めぐりもどうぞご一緒に。
2007年秋に閉店した東京・吉祥寺《ボア》の貴重な記録も掲載。

また、古書好きのあいだでは熱烈なファンを持ちつつも長らく
絶版となっていた青児の著書『カルバドスの唇』他から、
珠玉のエッセイをセレクション。知られざる文筆世界をお楽しみください。

さらに、コラムページでは乙女系文筆家の甲斐みのりさん、
木村衣有子さん、映画評論家のミルクマン斎藤さん等をゲストにお迎えし、
「わたしの好きな東郷青児」を思い入れたっぷりに綴って頂いています。

巻末には愛娘である東郷たまみさんのロングインタビューも収録。
芸術家として、そしてひとりの魅力的な男性としての素顔に迫りました。
ファンの方はもちろん、初めて知るという方もぜひお手にとってみてください。

2009年1月23日(金)発売
河出書房新社 ¥1,500-(税別)
# ISBN-10: 4309727662
# ISBN-13: 978-4309727660

 

目次
第一章 雑貨デザイン
第二章 装釘本
第三章 絵と人生
第四章 ゆかりのお店を訪ねて
第五章 包装紙ギャラリー
第六章 エッセイ&マンガ
第七章 東郷たまみさんインタビュー

エッセイ わたしの好きな東郷青児
幸田和子(アトリエ箱庭)、甲斐みのり(Loule)、木村衣有子、ミルクマン斎藤

 

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マッチや飾り皿のほか、粉白粉や香水、コンパクト…かわいくて、
今なおほしくなる雑貨がいっぱいです。


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幸田和子さんのコレクションを中心とした装釘本。
資料としても貴重なページとなりました。
おなじみのソワレですが取材するのは初めて。ゼリーポンチはその後、カメラマン伊東さんの口に…


*編集&執筆:野崎 泉
*デザイン:堀口 努(underson)、撮影:伊東俊介
*全国の書店、amazonなどで発売中。
*損保ジャパン東郷青児美術館のミュージアムショップでもお求め頂けます。
*今後、展示やフェアなどを企画しております。
*最新情報はblog「古書渉猟日誌」で随時、お知らせしていきます。http://bbmania.exblog.jp/